新築引き渡しの注意点
長い期間の家作り、お疲れさまでした。
引き渡しが済めば、家は施主の持ち物になります。
誰であろうと、勝手に出入りはできません。
さて、引き渡しといえば家の説明を一通りした後に受け取りますよのサインをするわけですが、その前に内装を見て回り、不備がないかをチェックします。
その際に気を付けていただきたいポイントをご説明します。
わりと多いのですが、傷などのチェックを最優先してしまう施主。
違う、チェックするのはそこじゃない!
気になるのは当然です。ピッカピカの新品が良いに決まっています。
ですが、傷などはいずれ付いてしまうものと割り切って、もっと広い視野でチェックしてください。
例えば、エアコン。
設置の向きは合っていますか?
あるいはキッチン、調理台の高さを変えみた施主さん、きちんと変更されているか見てくださいね。
他にも窓枠、サッシの色が一か所だけ違ったりなど、冗談のようであるそうです。
挙げればきりがありませんが、そういう手違いはあるとのこと。
設計の際の記入ミスや記入漏れ、正しい設計図であっても発注先で違う商品がまぎれこまないとは限りません。
本来あってはならないミスですが、人が行う以上ミスが出ます。
特に、途中で意見が二転三転した箇所は要注意です!
最後はご自身の目で、しっかり確認作業を行ってください。
うちの場合、引き渡しは社内でのサインで終わったんでしょ?私は蚊帳の外
まぁ、日ごろから自分でチェックしてたし
感動ないよね。こう、くすだまとか派手にしたかった
普通しないから。リボンのテープカットならあるけどね
そんなのもあるの?まぁ、新築完成しただけでもかなり嬉しかったけどさ
いい家ができたよね
工事の鍵と家の鍵
ここから豆知識です。
引き渡しの際、鍵をもらいます。
その鍵を本Keyと呼びますが、それを使うとその時点で本Keyでしか鍵が開かなくなります。
工事の際に使っている工事Keyは、差し込み部分が実はとっても短いんです。2~3センチくらい。
対して、もらえる本Key鍵は4センチくらいの長さがありますよね。
※この画像は家が異なるため穴の形も違っています
本Keyを使うと、シリンダーの奥にあるボールが取れて、工事Keyでまわそうとしてもボールが邪魔するため使えなくなります。
ラムネのビー玉のようなイメージでしょうか?
これでもう工事Keyは使えなくなりますよ、と確認があるはずですので、安心して家に住めるわけです。
一昔前まではどこの家でも共通した本Keyがありましたが、現在の新築の場合はシリンダーが決まった時に本Keyと工事Keyはセットになっているそうです。
より防犯が強化されたということでしょう。
鍵はすべて施主の手に渡りますので、スペアキーは存在しません。
鍵を失くさないように、注意してください。