完成しない家
早いものでもう11月ですね。
巷では風邪が大流行しているらしいですが、我が家のおちびちゃんふたりも風邪をひいてしまいました。
人との接触も多かったので、感染したのか寝冷えしたのかは不明です。
さて、今回は小話というか小ネタというか。
「完成しない家」というか、「あえて完成させない家」というものが存在します。
なぜ完成させないのか?
理由は願掛けというか、縁起をかつぐ、というか、そういった類のものです。
家は消耗品です。
完成して、引き渡しが終わった後はただ劣化していくのみ。
外壁は雨風にさらされますし、家の中は使っていなくても埃がたまったりしますよね。
引き渡し時の綺麗な状態というのは、長くは続きません。
余談ですが、新築専門の掃除業者さんがいて、家の引き渡しの前にピッカピカに掃除してくれているんですよ。
そのような理由から、完成すれば劣化していく → じゃあ、逆に完成しないから家は劣化しません!という屁理屈が生まれ、実際に完成させない家があるということでした。
おもしろい考えですよね~。
完成させないのはどこの部分?ボルト締めないとか、配線むき出しとか?
そんな欠陥住宅みたいな家で喜ぶ施主さんはいないと思うよ
じゃあどこを未完成にするの?
クロスだね。壁紙のこと
壁紙が一部貼ってなかったらめっちゃ目立つじゃん!
うん、だからクローゼットとか納戸の目立たない場所にするんだよ
たしかに、収納の隅であれば物で隠してしまえば、住人以外には気付かれないわけです。
取り壊されるまで、家はずっと未完成なままだそうです。
この考えは昔の風習というわけではなく、最近でもたまに行うみたいですね。
ハウスメーカー側は、了解しました、と特に問題視などせず、施主さんの希望に応じるそうです。
この記事を見て実行しよう、という方はいらっしゃらないと思いますが、そんなこともあるよというお話でした。