壁かけテレビのメリットデメリット
一戸建てのわりと目立つこだわりとして、壁掛けのテレビがあります。
お邪魔した家の壁にテレビがどーんとあったら、かなり目を惹きます。
今回はテレビを壁に付けた場合のメリットデメリットをご紹介いたします。
壁付けのテレビって多い?
一割くらいかな
これっておすすめの設備ですか?
付けるならちゃんと勉強してからのがいいと思うよ
詳しくお願いしゃす
テレビを壁にかけることを選ぶ施主さんは、「カッコいい」が最大の理由であろうと推測されます。
なぜかっこいいのか?
一番に、目立つ。
二番は、配線も見えないのでスッキリしている
私が思い浮かんだのはこのふたつくらいでした。
夫によると、壁掛けテレビを設置する費用はそれほど高くないということ。
通常のテレビ設置の工事にひと手間加えるだけなので、難しい作業ではないということでした。
それほどめずらしい要望でもないため、「テレビを壁付けにしたいんですが~」とリクエストすると、設計さんは「 (b'A')bおっけぇ」くらい気軽に了解してくれます。
よくある工事であるが故に「じゃあ壁の補強しておきますね~テレビの高さは140センチくらいにしておきます~。じゃあ壁紙とか変えちゃったりします~?」みたいにサクサクと話が進むことでしょう。
しかしここに落とし穴があったりするんです。
普通、テレビ台は40センチ前後であまり高さがありません。
これは理由があってこの高さなのです。
その理由というのが、テレビの見やすさです。
目線よりテレビが高い位置にあると疲れるんだよね
これに限ります。
私も学校で習いましたが、テレビやパソコンの画面というのは、見ているだけで目が疲れるようになっています。
だからこそなるべく疲れない位置に設置するのがポイントなのですが、目線が上になるほど目を大きく開けることになります。
目線が下になるほど、目に入れる力は弱くなり、楽になります。
壁掛けテレビというのは、疲れやすい位置が一般の設置場所になっているんです。
かといってテレビの付ける位置を下げると、壁に付けるメリットがほぼなくなってしまうわけで。
困ったものです。
結論としては、壁掛けテレビは体の負担を考えてあまりおすすめできません。
しかし施主の好みでもあるので、アドバイスをするとすれば、首を休めることのできるソファなどを使うことです。
例えばこんなような、首まで固定できる背もたれが高めのソファなどですね。
首が固定されれば、疲労度は天と地ほどに変わります。
寝室に壁掛けのテレビを設置するという施主さんもいらっしゃるみたいですが、この場合は寝転んでテレビを見ることを想定してらっしゃるので、首や目の疲れなどは問題ないと思われます。
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周辺設備にも気をつける
壁掛けのテレビを設置する場合、忘れてはならないのが周辺設備の問題です。
今時はハードディスクが内蔵されているテレビも多いですが、まさにそれらですね。
録画する機械やスピーカー、DVDディスクやゲーム機をどこに置くか。
そうすると結局テレビ台やチェストを使用してしまい、テレビまわりをスッキリさせる、というメリットがさらに減ってしまいます。
ですので、設計の段階から周辺機器を収納できる設備を作ってしまうとか。
テレビだけに捕らわれず、周辺の小物なども併せてテレビを付ける想定をしてください。
壁付けのテレビって種類限られてくるの?
いや、普通の。うちのテレビにも支えを外せるようにネジがあるよ
知らなかった・・・!