理系脳の夫と文系脳の妻【切り紙編】
切り紙遊びって、ありますよね。
折り紙を何回か折って、はさみで切り込みを入れて、広げたらどんな模様になるだろう?って、あれです。
ある家族の団らん中、母である私は子供にねだられて切り紙遊びをしていたんです。
折り紙を三角にして、さらに三角に折って、さらに三角に。
子供と一緒に、どんな形になるのかな~♪と軽い気持ちで。
20秒くらいで切込みを入れる(数えたら5ヶ所だった)ので、とにかく無難で単純だけど二度と作れないようなな図柄ができあがるわけです。
こんなの。
3回くらい作りました。
それで私は飽きました。
もう一回作って~とねだる子供に、「お父さんにやってもらってね~」と丸投げ。
旦那は「いいよ~」と、私があらかじめ三角に折った折り紙とはさみを受け取りました。
旦那はそれをなぜか数秒、見つめました。
こんな遊びもあったなーとか思いだしてるのかな、とのほほんと見てましたが、それにしては真剣?←一瞬だけど
そう思っただけですぐに目を離したんですけど。
そして「できたよ~」というヘラヘラした対子供モードの声。
そこで目にしたものは
なん……だと!?
典型的な文系の嫁が驚愕したその切り紙とは!?
単純な作業でさえこんなにも差が出る
旦那が作った切り紙がこちらです。
ハート!
全部ハート!
しかもはさみを入れたのは2ヶ所だけ。
切り取られた美しいハートが家に散らばりました。
まさか、さっき眺めてたのは計算してたの…?
うん~
と、気軽な答え。
理系にコンプレックスのある私、プルプルと戦慄していました。
その間に追撃。
あっ、あっ、アンパンマン……!
理系コンプをこじらせた私、旦那を罵倒(茶番)。
子育てのために社会からしばらく離れ、ひらめきと直感だけで生きる私と、現役バリバリで効率を求める旦那ではこんな遊びでさえも差が出るんだなぁと、敗北感でいっぱいでした。
このままでは悔しいので、文系の私、コミュ力を発揮。
ていうか、ネットの力を借りて反撃を試みる。
美しい、バラ。
ネットの世界には切り紙マニアの方たちによる芸術で溢れていました。。。という知識も一緒に得る。
夜中にこそこそ作成し、翌日このバラを旦那に見せました。
お~すごいね。ていうか悔しかったの。ネットまで使って。ぷっ
ぐぬぬぬ
馬鹿にされつつも、認めてもらえてとりあえず満足した私。
切り紙を見て、また作って~とねだってくる子供に最初のような切り紙をプレゼント。
なにそれ?今度はどんな形を作ったの?
え、べつに。何も考えてないけど…
(軽蔑の目を向けられる)
この記事の内容と同じくらい、お気楽でどーでもいい話でした。
おしまい。