最近の新築の家のドアの下に隙間があるのはなぜ?
前回の記事で、ダイワハウスの騒音問題は外からの音も上下間の音も気にならない。
標準設備で遮音性・防音性に優れていると個人的な意見を述べさせていただきました。
ただし同じ階の音はわりと聞こえる、みたいな。
同じ階の音が気になる理由は、ずばり「ドアの下に隙間があるから」です。
我が家の玄関とリビングの間のいちばん高価な扉。
この扉だけではなく、すべての扉に隙間があります。
写真をわざわざ拡大しなくても、明らかに隙間あるじゃん!とわかります。
これはどうしてあるの?
隙間がなかったら床にドアが擦れて傷だらけになるよ
あ、そ、そうね。アホな質問してすみませんね
あとは、24時間換気システムがあるから。空気を通すためだよ
それはなに? どうしても隙間が必要なわけ?
うん。隙間を開けたくない場合は別に換気扇の設置が必要になってくるから
へぇ…(わからん)
まず、24時間換気システムというのは、建築基準法で決められた法律です。
簡単に言えば、シックハウス症候群などの対策のため、常に換気をしましょうね、というもの。
2003年(平成15年)の法律なので、それ以降の物件には各部屋に換気扇などの設置を義務づけられているわけです。
24時間換気システムの話はまた後日させていただくとして。
お風呂やトイレにある換気扇ですが、これらは室内の空気を外へ出すためのもの。
じゃあその排出する空気をどこから持ってくるの?というのが、このドアの下の隙間から、隣の部屋から空気を持ってくる、というわけです。
そのためにドアの隙間を開けておかなくてはならないんです。らしいよ。
じゃあ引き戸は? ぴったり閉じてるよに見えるよ
いや、むしろ引き戸こそスッカスカなんだけど
どれどれ
築2年&日ごろの掃除不足のため薄汚れていてすみません。
これが引き戸の写真ですが、よくよく見てみると、こちらも密閉!とはなっていませんでした。
部屋を密閉したいなら、それこそ防音室になるね
保温や通常レベルの遮音のために防音室を作るのは無理ですわ~
もうちょっと詳しい24時間換気システムについては後日。