新築一戸建て、予算削減の仕組みとテクニック
お友達ファミリーが新築一戸建てを建てる準備に入っています。
今までもこっそりネタにさせていただいていたのですが、正式にブログに書いても良いとの許可が下りましたので、早速記事にさせていただくことに。
今回は土地候補が決まり、工務店候補に間取りを作ってもらったらしく、その図面についてのお話です。
では早速ですが、工務店さんが作ってくれたという仮図面を公開。
私も現地を見学させていただきましたが、南側は建物がなく、日当たりの良い土地でした。
一階
二階
土地にやや気になる点があるそうで、まだ本決まりにはなってないそうです。
あくまで候補ということでした。
それはそれとして。
奥さんの希望の設備をきっちり取り入れた間取りが出来上がったようです。
私が気になったのは二階の子供部屋の部分。
子供部屋は2つが希望のため、一部屋につき3.75畳とのこと。
かなり小さめだなと思ってしまいました(気を悪くされる方がいらっしゃったら本当に申し訳ないです)。
というのは、土地の制限でその大きさになるのは妥当だと思いますが、この図面の場合は広げようと思えば広げられるからです。
例えば、形が多少変になるかもしれませんが、子供部屋をもっと南北に伸ばせばいいんじゃないの?
と思ったのです。
一階の土台はあるわけでしょ? なんでしないの? できないの?
木造だから構造の問題もあるけど、予算の問題じゃないかな
お金の問題なの?
そりゃ、施主さんからはだいたいの予算を教えてもらうから、その範囲で納めるように大きさを設定するからね
つまり、部屋を広くすると、材料費がかかるわけです。
この図面の場合は、北に部屋を伸ばそうとすると、伸ばした分の外壁代と屋根代、その他に床代、クロス代などの材料費がかかるので、予算削減のために部屋を小さくしたのではないかと、旦那は推測しました。
これだけで予算が数十万~百万くらいは違ってくるようです。
間取り考えずに費用だけを言うなら、上下の形が同じで四角い家が安いよ
けど、ほとんどの家は一階のが広いでしょ? それはなんで?
一階の方が、配置したい部屋の要望が多いから
広いリビングだったり、キッチンや玄関や、バストイレ洗面はだいたいが一階に配置され、大きさも最低限は確保しなくてはいけません。
しかし寝室の配置が主な二階部分は、必要最低限の広さがあれば良いという施主さんが多いので、コンパクトな間取りが可能になります。
そのため、二階部分は若干小さくなる形になることが多くなります。
二階部分の外壁代などの材料費を抑えて、建物代を低くするためですね。
いやぁ、でもさぁ、普通予算で大きさ決められるとは思わないじゃん? 図面出されたら、気に入らなくても、この大きさが最大だからその中で配置変えるしかないと思い込んじゃうわ。教えてくれないの?
うーん、施主さんにとっては予算って重要でしょ。提案する側にしたら予算内に納めないと! としか思わないからなぁ
重要だけども、できないと思い込んで妥協するよりも、できると知っていてその上で妥協したいな
後で、そんなことができるの?と知ると、とてつもなく損した気分になりますよね。
例えば100万円の差が出たとしても、何とかできたかもしれないのに!って。
しかしこれが勉強というか、知識の差ということになるのでしょう。
単純なんですが、私のような素人だと間取りの限界と予算の関係はなかなか結び付かないんですよね。
予算を抑えるなら、一階も二階も同じ大きさの家になります。
それでも大抵の家が四角ではなく、どこかしら凹凸があるのは、家のシルエットに特徴とメリハリを出したいからだそう。
結論
・間取りは土地の形で決まる
・部屋の広さは予算で決まる ←new
いくら土地が広くても、予算の上限がある限り、家の広さにも限りができるわけです。
逆に、土地が広すぎてもお庭の管理が大変になるデメリットも発生しますね。
小話
この間取りのイラストオシャレで字も素敵だね~(*'▽') この設計さんセンスいいなぁ♪
図面ソフトのフォントと定型のイラストだよ
(゚д゚)