屋根の種類と選び方
家を建てるにあたって、必ず屋根の形も決めなくてはなりません。
ほとんどは施主の好みで決定するはずです。
が、それだけではこの記事を作る意味もないので、メリットデメリットなどお話していきます。
屋根の種類は大きくわけて4種類。
寄棟(よせむね)
ハウスメーカーで多いのがこのタイプ。
屋根がいろんな方向や形でいろいろくっついています。
外壁の高さ調整がいらない分、いちばんリーズナブルな価格になるはずです。
雨が降った時に雨水が四方に流れるため、劣化も他と比べると少ないです。
値段的にも耐久的にもおすすめのタイプ。
切妻屋根(きりづまやね)
雨水が分散するので劣化しにくいという点では、こちらが二番手。
こちらも寄棟同様、良く見かけますね。
切妻屋根といえば、グリーンオブゲイブルズだよねー♪
?
だから、アンオブグリーンゲイブルズ。anneのアン
・・・なに?
いや、だから、「緑の切妻屋根のアン」がタイトルの和訳で、日本独自のタイトルは赤毛のアンでさ、あの。うん。世代と性別の問題なのかな
ごめん、まったくわからない
もうご存知ない方のほうが多いのでしょうか。
私は世代ドンピシャというわけではないのですが、とにかく好きな映画でした。
切妻屋根と聞いたら真っ先に思い浮かんだのが「赤毛のアン」です。
外国だからか時代だからなのか、おしゃれですよね。
方流れ(かたながれ)
近所に2件建っていますが、一面しか屋根がないせいか、かなりの急勾配のイメージです。
高いほうは0,5階分の高さを必要としますので、値段もあがってきます。
天井が140センチ以下の部屋は平米数に含まれないので(固定資産税対策)、ロフトや中二階と呼ばれる低い天井の部屋を作りたい方におすすめ。
住宅が密集しているなどの高さ制限がある土地ではこの屋根は使用できません。
陸屋根(りくやね)
フラットタイプの屋根です。
このタイプに強いメーカー(セキスイハイムさん)もありますが、それ以外のハウスメーカーだとあまり見かけることはありません。
構造上、家の高さが0,5階分必要。
つまり、2階建ての家だと2,5階分の高さになります。
その分外壁を使用しますので、値段が高くなります。
金額にすると、寄棟よりもだいたい100万円UP。また、屋根との距離が近いため、夏は他の屋根と比べて上階の部屋が暑くなります。
その割には雨が漏れやすく劣化も早いという、あまりメリットのない屋根になります。
しかし我が家はこのデメリットしかないように思えるフラットタイプの屋根なんです。
なぜこれを選んだのか。高いのに
他の屋根は作ってて飽きたから
飽きたという理由だけで100万
かっこいいでしょ
・・・・・・・・・・・
私個人としては、外観はあまり趣味でないもの以外なら何でも良かったんです。
ましてかなりの金額が違うわけですから、どちらかというと好ましくない。
でもここでもめるのもなんだかなぁと思った結果、陸屋根で納得しました。
夫の言う、もめ事がお金で解決できるなら安いもんだ、というものですね。
ただしこの贅沢は今回だけで、2度はありません。
太陽光発電を屋根に載せるなら
太陽光のせるなら、どの屋根がいいの?
あー、なかなか良い質問だね。思いつかなかったわ
大事でしょ
たくさん載せたいって意味だと屋根の広さで考えればわかるよ。考えてみて
太陽光は基本、南向きに設置します。
南向きに広く屋根を確保するとすれば、
方流れ(南向き)
陸屋根
切妻屋根
寄棟
の順番になります。
ただし、太陽光発電の売電等の価格は契約する年によって変わるので、担当の営業さんとよく相談することをおすすめします。