営業トークにご用心@ハウスメーカー・工務店の選び方
あっという間に7月も終わりですね。
ふるさと納税をとっとと処理したいのですが、選択肢がが多すぎて決められません。
自由度が高すぎるのも困りものですね。
さて、ハウスメーカーや工務店の選び方、その2です。
メーカーを選ぶ際は、営業さんとお話して決めることが大多数。
営業さんはお客様に決めてもらうわけですので、もちろんあの手この手でアピールしてきます。
口がうまいということですね。
本当の理由は隠すけど、嘘もつかない。言い方を変えるだけ、お客様もそれで納得したんだからOKでしょ、というもの。
もちろんそれは営業さんのテクニックなので、否定しませんし、できません。
だからこそ、営業さんの言いなりにならず、自分の頭できちんと考えなければいけません。
例文です。
土地・家探し中の友人が、実際にされたお話。
その人は会社の近くで土地を探したいということでした。
それに対して営業さんは「会社を中心に考える方は多いですが、あなたはずっとその会社に勤めますか? 転勤や転職もあるでしょう。会社のことだけではなく、お子さんの通学やお店の近さも考えてみましょう。例えばこちらのこの土地は利便性が…略」
ということがあったそうな。なるほどな~と思ったよね
典型的な営業トークだね。自分の希望があるならブレずに貫かないと
えー(;´Д`)
旦那曰く、この話の本質は、このメーカーの土地を売りたいのだということ。
メーカーの土地というのは、建築条件付きの土地ということですね。
どのメーカーでも、売れそうと思った土地を購入して、自分たちのメーカーでしか建てられない土地、というものを所有します。それが建築条件付きです。
お客さんはこの土地に住みたいから、メーカーは妥協しようかな、という心理が働くのです。
ではなぜ、メーカーはその土地を売りたいのか?
それは固定資産税がかかるからです。
何もしなくても税金がかかるので、早く売ってしまいたいのです。
教訓
参考にするのはかまわないが、落ち着いて考えてください。
地図上ではなく、現場に行って周辺の環境をチェックしてみてください。
急かされても、強気で保留にすること。一週間程度ならキープできます。できません、と言われても、ではけっこうですと断ると、基本食い下がられますので。
例文その2
木造住宅でも、鉄筋コンクリートと同じくらいの強度の家が造れるって言われたみたいだよ
できる。でも条件は厳しくなるよね
お客さんの「家の強度を考えると、やっぱり鉄骨のほうがいいですよね?」という質問に対して「そんなことはありません。木造でも鉄骨並みの強度になりますよ」ただし通常の工事で可能とは言わない。
その条件とは、柱を増やして、その一本一本の柱も太くすること。
そうすると当然費用は高額になるし、部屋は狭くなります。
教訓
嘘は言っていません。
条件やデメリットを伝えていないだけです。
きちんとデメリットも説明してくれる営業さんは、信頼度もあるので良い営業さんだと言えるでしょう。
旦那の実家がリビングをリフォームしましたが、エアコンの取り付けを頼んだら埋込式エアコンになっていて、旦那が嘆いていました。
メンテも交換も費用がかかるので。
業者さんに勧められるままに決めてしまったけど、業者さんは在庫をさばきたい故の方便だと。
まぁ、旦那の実家の地方は地域密着型なので、納得できなくても黙るしかない、というのはあるのですけど。
基本は、すぐに決めてしまわずに信頼できる人に相談することが重要です。
住宅に詳しい人がいればもちろんその人。
その人ではなくても、他業種でも良いので営業職の人ならどれが営業トークか気付きます。
家作りはブレない意志と、信頼できる営業さんを捕まえることです。